立命館小学校


♦基本データ

◆教育方針

21世紀の初等教育の可能性をひらく、立命館ならではのカリキュラムを導入。

 

立命館小学校は、現代社会の小学校教育の課題を正面からとらえ、将来、国際社会で活躍する次世代のリーダーを念頭において、一人一人が輝く21世紀の教育モデルを大胆に追究する小学校です。 まず、現在の初等教育に関する議論の中で問われている、「学力形成」「人格形成」「感性と倫理観の育成」という課題を見すえ、新しい小学校だから、立命館だからできる教育システムを導入し、社会・保護者・児童の期待に応えていきます。

この教育システムは、立命館大学、立命館アジア太平洋大学において展開してきた高等教育での教育・研究活動の成果と、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールあるいはスーパーイングリッシュランゲージハイスクールなどの指定を受けている附属中学校・高等学校での教育実践の成果を活かして、展開してまいります。 また同時に、小学校と連携する中学校・高等学校における教育改革も一層進め、「小・中・高」12年間一貫による新しい教育カリキュラムを実現し、より高度な大学・大学院教育へと進むことが可能となる確かな学力を実現したいと考えております。 国際社会においてリーダーとして活躍できる人材像を念頭に、人格形成の基盤をなす初等教育から世界に通用する教育を行ってまいります。

 

 

◆スクールデータ

住所: 〒603-8141 京都府京都市北区小山西上総町22番地

 

電話: TEL:075-496-7777 FAX:075-496-7770

 

アクセス: 「北大路駅2・3番出口」「北大路バスターミナル」から西へ徒歩約3分

  

校長先生: 堀江未来 先生       

 

学校HP: こちら

 

創立: 2006年 

   

昼食: 

完全給食。 栄養バランス・食材の選定・衛生面の徹底などはもちろんのこと、子どもたちに「本物の食の魅力」を知ってもらえるよう、給食はびわ湖大津プリンスホテルに委託しています。 毎日学内の調理室でつくられるプロの手がけたお料理を、出来立ての状態でいただいています。

 

制服: あり 

    

児童数: 712名 (2017年11月現在)

 

セキュリティ

警備員配置 ・ 防犯カメラ ・ 入校証チェック ・  門の施錠 ・ 校内を定期的に巡回 ・ 登下校を保護者にメール送信 ・ AEDの設置 


♦教育方針

①確かな学力形成

子どもたちが主体的に学び、新たな世界を見出し、共に創り上げる授業の実践。 「学習の基礎・基本」と「思考力」「判断力」「表現力」をバランスよく育みます。 6年間の学びから、これからの土台となる「確かな学力」を定着させていきます。

 

◇基礎・基本の大切さ

立命館小学校では学習の基礎・基本に徹底して取り組んでいます。 朝一番のモジュールタイムで、百マス計算や音読などで脳を活性化させ、集中力を高めた状態で1時間目からの授業に臨みます。 その授業では、教員からの一方方向ではなく子どもたちの発信を促し、できる喜び・学ぶ楽しさを実感しながら、今後の社会を生き抜くための「根っこ」を鍛えます。

 

 

 

②真の国際人を育てる教育

本校では“ファンクショナルバイリンガルの基礎の育成”を目標に掲げています。

“ファンクショナルバイリンガル”とは、状況や場面などの必要に応じて「ツール(道具)として英語を使える力」という意味。この理念のもと、日々の授業に取り組んでいます。

  

◇日々の授業に英語を 6歳から始まるグローバル人材育成。

授業は全てオールイングリッシュで、ネイティブ教員と日本人教員の2名体制。

毎朝のモジュールタイムに加え、1年生から週2コマ、3年生から週3コマ、5年生からは週4コマの授業を実践。

4・5年生は15人の児童に2名の教員体制としています。 また、ワールドウィークでは、毎年、約15ヶ国・30名の国際留学生が、全てのクラスに入り1週間学校生活を共にします。

6年生で行う「京都deガイド」では、世界遺産が多い京都の名所をまわり、英語で日本文化を伝える授業を実施しています。

 

 

③豊かな感性を 育む教育

芸術活動や読書活動、さまざまな分野に触れ、体験することを通して、子どもたちにとっての世界を広げます。 たくさんの経験が理論だけでは磨かれない感覚・感性を育みます。図工科では、「間違ってもいい」、 「失敗してもいい」、「友達と違う表現ができる」ことを大切にしています。子供たちの自由で枠を飛び出す発想力を養うことを目標にしています。

 

④ 高い倫理観と 自立心を養う教育

人としての生き方・あり方を学ぶ「立命科」。異年齢集団でまなぶ「ハウス活動」。このハウス制度では、下級生は同じハウスのお兄さん・お姉さんを見て育ち、逆に上級生は下の学年を引っ張る責任感や自覚が芽生え、心の成長に繋がっています。 その他自主・自立を目的とした「宿泊体験学習」などを通して、未来を創り出していく指針となる倫理観と自立心を磨きます。 また、仲間と共に挑戦し、新しい可能性の扉を見いだすための協調性を養います。


♦教育の特色

◆4-4-4制でむすぶ 立命館の一貫教育

 

立命館では、小学校と中学校・高等学校の連携による12年間を見通した一貫教育により、興味・好奇心を学習エンジンとする主体的な学習者の育成をめざして、教育方針である「4つの柱」と基礎学力育成を重点化しています。 また、個人用タブレットPCやICTを活用したプログラミングなどの新しい教育、英語教育と異文化理解を深める国際交流・海外研修の推進など、これからの時代を生きる子どもたちに必要なツールを身に付けるための教育を実践してきました。

すべての児童・生徒に世界と接する機会を提供し、世界と関わることを日常に感じられる学校生活を実現することで、グローバル人材を育てていくことが私たちのミッションです。

小学校からの12年間を受験で分断されることなく、もっと成長したいという意欲をどこまでも伸ばしていける学校をめざしています。

 

 

◆ペーパーレスでまなびそのものに集中

 

一部の授業では宿題をタブレットPC 上で手書きし、日記は、タイピングを行い、先生に提出します。クラウド化されているので、教員がすぐに内容をチェック。紙だけではできない英語のリスニングなども、タブレットPCを持ち帰れば、学校と同じ環境で学習することが可能です。 また6年生は専門の講師を招いてプレゼンテーションについても学んでおり、3月には英語でプレゼンテーションコンテストを行っています。参加者は自分のタブレットで作成した資料と6年間鍛えてきた英語を用いて、発表を行います。

 

 

 

◆ロボットづくりを通した幅広い学習と実績

 

立命館小学校では、1年生からロボティクス科の授業を行っています。日本ではまだ行われていないSTEM 学習(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)を実施し、自作のカリキュラムとテキストを使って、ロボットづくりを中心に算数の学習やサイエンスそしてテクノロジーに至るまでの幅広い学習を行っています。 また、部活動のロボット部では8年連続で世界大会に出場した経験があります。自分たちでつくったロボットについて英語でプレゼンを行い、多くの実績を残しています。

 

 

 

◆各国の名門校と触れあい、異文化交流の素養を身につけます。

 

子どもたちがどんな道に進んだとしても、現代社会において文化や言語の壁を無視することはできません。多様な人々と出会い、共生と協働の道を探求していく力が必要不可欠です。 異文化に恐れず、向きあう素養は小さい時にこそ身につくもの。 立命館小学校は学内での授業、留学生との触れあいに加えて、2ヶ月間の留学プログラムやアメリカ語学研修など、世界中の学校と協力した多種多様な国際交流プログラムを実施しています。

修学旅行のように全員が一緒に海外に行くのではなく、「希望者が」子どもたち自身のレベルに応じて、自らが選択し少人数で渡航する海外語学留学。帰ってきた子どもたちはひと回りもふた回りも大きく、たくましく成長した姿を見せてくれます。