東京都市大付属小学校


♦基本データ

♦建学の精神

すこやかに

かしこく

りりしく凛として

世界にはばたく

気高きこどもたち


♦東京都市大学付属小学校は、1956(昭和30)年に「東横学園小学校」として開校し、50余年の歴史を持つ小学校です。2009(平成21)年4月、本校を運営する学校法人五島育英会が運営する武蔵工業大学は、東横学園女子短期大学を統合、新たに文系の学部を擁した総合大学「東京都市大学(略称:都市大)」へと生まれ変わりました。これに伴い、本校を含め同法人が運営する高校、中学校、小学校、幼稚園を付属校として大学のもとに、名称を変更することとなりました。今後はグループ間の各校の結びつきを強めつつ、時代と社会のニーズに応え得る多様な教育活動の展開を目指してまいります。

 

♦スクールデータ

住所: 〒157-0066 東京都世田谷区成城1-12-1

 

電話: 03-3417-1311

 

アクセス: 小田急線 成城学園前駅南口下車 徒歩13分

 

スクールバス: あり 

 

校長先生: 重永 睦夫 先生       

 

学校HP: こちら

 

創立: 1956年     


昼食: 

・給食(週4回、毎月アレルギーに対応した献立表を家庭に配布)

・お弁当(週1回、木曜日) 


制服: あり      


児童数: 472名

 

セキュリティ: 

・PASMOを利用した登下校通知メールの配信→読み取り機にタッチした後、保護者に通過情報をお知らせ

・下校指導の徹底および警備員による見回りと立哨

・緊急連絡システム→通常連絡に加えて追掛連絡

・私学の避難校ネットに加盟し、緊急時には児童預かり





♦教育目標

低学年では「からだ全体で学ぶ」、中学年は「ともに学ぶ」、高学年は「自ら学ぶ」をコンセプトとして、

1.自主的な態度を培い、進んで問題を解決する強い意志を育む

2.集団生活を通して思いやりや協調心を養い、自ら正しく考え行動する心豊かな児童を育む

3.豊かな情操を養いながら、創造力と表現力を培い感性豊かな児童を育む

4.基本的な学習姿勢を養いながら、高い学力を定着させる 

この目標に基づき、学習指導および生活指導が行われております。



♦教育の特色

○算数習熟度別学習(5・6年)

・習熟度別4グループで授業

・習熟度に応じたきめ細やかな指導


○英語学習(全学年)

・歌やゲームで楽しい雰囲気

・ネイティブ・スピーカーの講師を含むチーム・ティーチング

・高学年はクラスを分割し少人数の2グループで学習


○音楽学習(全学年)

・創造的な表現力を育む音楽ゲーム

・100種以上の楽器を用いた多様な音楽の体験

・充実した合唱指導


■教科の特色

○国語科

国語科では、「お互いに意見を交わし合い、読みとりを深めあえる子」というテーマで研究を進めています。作品に対して、まず自分なりの意見を持ち、お友達と意見を交換することで、自分の読みを深めることを目指しています。 また、自分の考えを明確化するために、低学年では吹き出しや絵を使ったり、中学年ではワークシートに文章で表して、考えの交換を行ったりしています。それが、高学年での深い読みとりへとつながっていくと考えています。


○算数科

算数科では、昨年度から「問題解決に必要なことがらを抽出し、算数的な表現(絵や図)におきかえる力」を研究テーマとして、テープ図・線分図を活用した授業づくりに取り組んでいます。さらに、受験に対応できる力を育むため、5年生からは、学年を4クラスに分けた習熟度別学習を行っています。進度は同じでも、深度(深み)が異なった少人数制のきめ細やかな指導で、一人一人の力を伸ばしています。

○理科

理科室には、多くの実験ができる実験室とその実験室と空間続きで講義形式の授業ができる教室があります。授業時数は各学年3時間で、そのうちの2時間は必ず実験を使い、多くの実験・観察などを行っています。残りの1時間もできるだけ実験等を行えるように時間割を作成し、実験室および講義形式の教室を有効利用しています。児童の多くは実験を楽しみにしており、積極的に取り組み学習しています。科学的な見方・考え方が身につくよう、常に努力しています。


○社会科

社会科で大切にしていること、それは、社会の一員として自分たちに何ができるかを常に考えることです。昨年度の研究授業では、5年生の歴史の授業で「遣唐使」について取りあげました。歴史的事象をただ単に覚えるのではなく、社会の一員として、先人たちの業績を深く考える授業を展開しました。覚えておきたいポイントをしっかりと押さえながら、調べ学習に力を入れ、社会で起こる様々なできごとについて考えられる子を育てたいと考えています。


○体育科

学習指導要領に準拠しながらも、本校独自のカリキュラムで授業が展開されているので、文部科学省の定める授業時数よりも多く、成長期の子どもに体力・運動能力を育む一役を担っています。施設も充実し、冷暖房完備のアリーナ、水深を調節できるプール、水はけがよく柔らかい地面のグラウンドなどが、子どもたちのやる気を一層引き起こします。また、1年生から専科教員による指導なので、新体力テストをはじめ、各種のデータが1~6年まで記録され、子どもたち一人一人の成長が一目で判るようになっています。


○体験科

それは、子どもたちが自然とふれあい、とけこむ時間。そして、たくさんの「気づき」を得る時間です。美しいものを見て美しいと感じ、新しいものや未知なるものにふれたときの感激、感動を大切にできる子どもたちを育てたいと考えています。本校では、1・2年生において「体験」の時間を設け、春には学校探検、学校周辺のお散歩や梅シロップを作り、夏には牛乳パックの船作りやお蚕様の飼育、秋にはいも汁パーティや稲刈り、そして冬にはお店屋さんごっこやおもちつきパーティなど、一年を通じて様々な行事を予定しています。たくさんの「体験」を通し、たくさんの生き生きとした子どもの「笑顔」に出会える時間を大切にしています。

 

☆独自の取り組み

・100%の生徒が国立、私立中学受験をする。


・推薦や受験に向けて、発展的で独自なカリキュラムを組んでいる。(6年生の10月にはすべての勉強内容を終わらせるように組んでいる。他学年に移行している単元などもある。)


・算数習熟度を高学年から設け、学年で4クラスに分け、きめ細かい指導をしている。(1学年2クラス編成)昭和63年より続いているものである。


・国語習熟度を6年生の10月ごろから始め、受験対策の一環として行なっている。


・勉強面だけでなく、芸術にも力を入れている。音楽発表会では、外部のホールを借り、学年の発表だけでなく、クラブや部活の発表も行なっている。


・読書の授業が週1回ある。



ポイント1 《高い学力》を育む

高い学力の定着を図るとともに、自ら学ぶ姿勢を育み、学習する楽しさを実感できるような指導を展開しています。小学校で育んだ力が将来、社会の一員として活躍するための基本になると考えるからです。


例 

・4グループで行われる算数習熟度別学習(5・6年)

・児童向け統合ソフトを活用した社会科やメディアの授業

・ネイティブ・スピーカーとティーム・ティーチングで行う英語学習

・多種多様な楽器を用いて、創造的な表現力を高める音楽学習



ポイント2 「からだ全体で学ぶ」体験学習を重視

子どもたちの自発的・自主的な活動を大切にし、机上の学習だけでなく、からだ全体で学ぶ体験学習を重視しています。また、中学年は「共に学ぶ」、高学年は「自ら学ぶ」を目標にしています。




・1年から6年までの間に体験学習は約60個(田植え・稲刈り・大根ほり・たくあん作り ・蚕の糸とり・綿の糸つむぎ・たまねぎの皮でしぼり染め・牛乳パックで船作り ・お店屋さんごっこ・TCU子ども郵便局など)  

・宿泊行事…林間学校(1~4年)・臨海学校(5年)・修学旅行、スキー教室(6年)



ポイント3 三國清三シェフと進める食育プログラム「ミクニレッスン」

4年生は月に一回「ミクニレッスン」を行い、三國シェフと五味や食事のマナーなどについて学習しています。最後の授業では、自分たちで育てた野菜を調理し、おうちの方にも食べていただきます。


具体的なカリキュラムとしては、本校屋上の農園を利用し、野菜を種まきの段階から育て、子どもたち自らが農業体験を行いながら、味覚を知ること、食の知識、日本の食文化、食事のマナー、地域の食材等について、年間12回にわたって学んでいます。また、最後の授業では、収穫した野菜を使って本格的な調理実習も行います。


ポイント4 速読プログラム

現在、子どもたちの活字離れがすすみ、読書量が減っていますが、読書量の減少は読解力の低下に深く関わっています。こうした背景をもとに、本校では速読プログラムを3年生を対象として実施しています。

 しかし、本校の速読プログラムは、単に本を速く読むことを目的にしているわけではありません。速読プログラムでは、毎回多くの文字に触れるので、自然と文字に対する抵抗力がなくなり、読むことが好きになることにつながります。また、読書スピードが上がれば、同じ時間でもより多くの本を読めるので、読書量が増え、さらに読解力の向上がのぞめます。つまり、「読む」トレーニングと「読み解く」トレーニングをバランスよく行っているのです。

 さらに、速読プログラムの実施によって、入学試験など、限られた試験時間の中で、読む時間が短縮されるとそれだけ考えたり見直したりする時間が増え、ケアレスミスや答案の完成度に違いがあると考えています。 



ポイント5 充実した受験指導

全員が私立や国立の中学への進学を希望しているので、学習プログラムもその期待に応 えるためのものになっています。6年生の10月で学習内容をすべて修了し、それ以降は受 験体制に入ります。それは本校が教材を系統立てて効果的に組み直し、学習深度を増すカ リキュラム作りに取り組んでいるからです。  

進学状況は、東京都市大学付属中学校・等々力中学校の系列校へ30%、私立・国立の中 学校へ70%という結果になっています。


♦行事を見てみよう!

★高学年男子の組立体操は、本校の伝統

運動会の最後に行われる組み立て体操は、大迫力!!特に三段タワーとピラミッドは、張りつめる緊張感の中で全員の息がぴたりと合って、感動的です。

 





★夏休み生活展は力作ぞろい

長い夏休みをどのように過ごすか…課題ですよね。でも、本校では、おうちの方と一緒に夏休みも目標をもって課題に取り組みます。日々の積み重ねを大切にした作品は、どれも力作ばかりで見応えがあります。


★音楽発表会

府の森芸術劇場・どりーむホールにて 


プロが使うホールで行う音楽発表会を行います。

毎年秋に行われる音楽発表会は、本格的!すばらしい舞台で、練習の成果を発表し、お互いの音を聴き合います。この経験を通して、子どもたちは大きく成長します。

学年ごとの演目の他にも、合唱部や吹奏楽クラブの迫力ある演奏をお楽しみ下さい。



★入学式はひな壇に座って、にっこり

新入生は、アリーナの舞台上に作られたひな壇に座って、在校生や保護者の皆様と向かい合って入学式を行います。入学承認では、元気に返事をする新入生をみんなで見守ります。




♦お楽しみ行事紹介

★運動会     

たてわりで行われる三色対抗運動会。見所は、低学年のかわいいリズムダンス・中学年の元気あふれる民舞・息のあった高学年女子のカラーガード・力強い高学年男子の組み立て体操です。午後には、未就学の皆さんが参加できる競技もあります。


★1学期 新入生歓迎会、七夕集会



♦プチ情報

★校長先生は人気者!

本校の校長先生は、子どもたちに大人気です。休み時間になると校長室に遊びに行く子も大勢います。

 

★学校ブログは毎日更新!!

そんなフレンドリーな校長先生は、学校中を歩き回って子どもたちの様子を写真に収め、毎日ブログにアップしています。保護者の皆様からも、学校の様子がよくわかると好評です。


★食育に力を入れるなど、常に進化し続けます!

三國清三シェフと進める食育プログラム「ミクニレッスン」は、新たな試みです。年間を通じて三國シェフやゲストティーチャーから、様々なことを学びます。 



★成績表は全教科コメント入り

各教科の観点別評価だけでなく、すべての教科で、どこをがんばったのか、どこを改善すれば良いのかなど具体的所見を入れ、子どもたちをきめ細かく指導します。


★《豊かな心》を育む

たてわり活動や多くの体験学習を通して、思いやりの心を育て、よりよい人間関係を築きます。また、学校生活の中で基本的な生活習慣を身につけ、正しく判断し、自らの行動に責任をもつ強い心を育てます。

・たてわり三色対抗運動会  

・通学方面別集会  

・府中の森芸術劇場で行う音楽発表会  

・大学と連携して行うロボットクラブ